KLabGames Tech Blog

KLabは、多くのスマートフォン向けゲームを開発・提供しています。 スマートフォン向けゲームの開発と運用は、Webソーシャルゲームと比べて格段に複雑で、またコンシューマゲーム開発とも異なったノウハウが求められる領域もあります。 このブログでは、KLabのゲーム開発・運用の中で培われた様々な技術や挑戦とそのノウハウについて、広く紹介していきます。

カテゴリ: その他

こんにちは、oho-sです。どうにか今回も新刊を出すことができました。

前回の技術書典3技術書典4に続き、技術書典5でもKLabの有志で技術同人誌を頒布します。

KLab株式会社サークル詳細

今回から技術書典の会場が池袋サンシャインシティになります。詳細は技術書典5のサイトをご確認ください。 なお、KLabブースは、「か49」です。

新刊 KLab Tech Book Vol.3 では、以下の内容を収録しています。

  • プロシージャルモデリングを支えるHoudiniの機能紹介
  • 2.5万円で買える3Dプリンタのススメ
  • Airtestを用いたUnityアプリの自動実機テスト
  • Rider+UnityでRoslyn Analyzersを使う
  • バーコードリーダーになろう
  • Unity Timeline Tips集
  • 物理ベースレンダラーをRust実装して、ちょっと高速化した話
  • ヘッドレスChromeでリボ払いを回避している話

KLab Tech Book Vol.3

また、Vol.2も少数部再販いたします。 数が少ないので、Vol.2の物理版が欲しい方はお早めにどうぞ。

どちらも物理版は500円、電子版は無料で以下のリンクからダウンロードしていただけます。

皆様のご来場をお待ちしております。

ダウンロードリンク

これまでのKLab Tech Bookと、新刊Vol.3のダウンロードリンクを以下に掲載します。

※Vol.3については、当日有効になります。

こんにちは、s_naritada です。
6/13にAiming × KLab コラボMeetup!を開催しました。
今回、登壇発表させていただきましたので発表時の補足解説を少ししたいと思います。

Aiming × KLab コラボMeetup!について

株式会社AimingとKLab株式会社でコラボしてスマホ向けのゲーム開発について
両社からそれぞれ2名のエンジニアが登壇して「ゲーム演出」をテーマに発表を行う勉強会です。
立食しながら発表を聞く形式をとっており、気軽な雰囲気で聞いていただけました。

本稿は、当日発表した内容の補足解説となっております。
最初に発表で使用した以下のスライドを御覧ください。

出現演出の補足

公開スライドでは、静止画になっているので再掲します。

digital_fix_02
digital_fix_06

上記の出現シェーダーを作りました。
以下は、出現演出のシェーダーコードになります。

float4 textureColor = tex2D(_MainTex, float2(input.tex.xy));

// sinは-1~1で帰ってくるので0-1に正規化している
float mask_value = sin(input.screen_position_y * 200) * 0.5 + 0.5;

// テクスチャ色とカラーパターンを合わせる
float col = textureColor * input.color;
col.a = min(step(mask_value, _CutOff), col.a);

col.rgb = lerp(_Color.rgb, col.rgb, min(1, _CutOff));

return col;

マスクするテクスチャは以下のコードで自動生成しています。
画面からの座標を取得できるのでそれをsin値で変換して作っております。

// sinは-1~1で帰ってくるので0-1に正規化している
float mask_value = sin(input.screen_position_y * 200) * 0.5 + 0.5;

画像のような見た目になります。
_CutOffで設定した0-1の値が来ると値に応じて画像がマスクされていきます

sin_pattern_01

input.screen_position_yは、画面のY座標になっており
以下のコードで事前に頂点シェーダで算出して入れておきます。

float4 screen_pos = ComputeScreenPos(output.pos);
output.screen_position_y = screen_pos.y / screen_pos.w;

次に以下のコードで設定した閾値以下はアルファ値を0にするようにしています。

col.a = min(step(mask_value, _CutOff), col.a);

そして最後に閾値に応じて指定した色味を重ねる処理を入れてます。

col.rgb = lerp(_Color.rgb, col.rgb, min(1, _CutOff));

以上、出現シェーダーの補足説明でした。

スライド画像の補足

最後に掲載したスライドで静止画になってしまった画像を載せておきます。

ページ番号 画像
11 digital_fix_01
12 digital_fix_08digital_fix_07
13 digital_fix_03
14 digital_fix_02digital_fix_06

あとがき

こうした外部の勉強会での発表は初めてでしたが多くの人に聞いてもらうことができました。
イベントを用意していただいた運営の皆様、参加いただいた皆様、
版権作品を載せることを許可頂いた版元様、ありがとうございました。
これからも有志として発表活動を続けていきたいと思います。

©久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ ©KLabGames

こんにちは、makki_d です。

前回の技術書典3に続き、技術書典4でもまたまたKLabの有志で同人誌を頒布しました。 この記事ではその報告をしたいと思います。

前回同様、紙の同人誌の他に、電子版を無料配布していました。 この記事の下部にもダウンロードリンクを用意しましたので、興味のあるかたはぜひご覧ください。

技術書典とは

技術書典は、プログラミングについての同人誌を作成しているサークル TechBooster達人出版会が主催する技術・科学系同人誌即売会です。

ナンバリングイベントの4回目となる今回は、前回と同じく秋葉原のアキバ・スクエアで4/22に開催されました。 晴天に恵まれたこともあり、来場者数6000人超となる一大イベントとなりました。

頒布した本

表紙

今回も執筆者が書きたいことを書いたため、雑多な内容となっています。

  • Cygwin 環境で Docker を快適に使うために
  • Unity で開発しているスマホゲームで Xcode のバージョンアップをする
  • Re:VIEW で書いた原稿の CI を AWS CodeBuild で回す
  • WebAssembly で行列の演算をする
  • Python インスタンスの属性は辞書(dict)で管理されているのか調べてみた

また、次の記事は締め切りに間に合わなかったため、電子版にのみ収録しています。

  • リアルの街を Unity に取り込む 〜GIS へのいざない〜

なお、表紙等のイラストは社内のデザイナー・イラストレーターによるものです。 表紙や裏表紙、当日配布したDLカードに描かれたキャラクターは、眼鏡っ娘率100%という超豪華仕様となっており、 イベント当日も一部の方々に大好評でした。

ブースはこんな感じでした。

ブース

執筆方法

参加の経緯やツール選定については以前の記事を見ていただくとして、 今回もRe:VIEWで執筆し、データをGitHubで管理しました。

さらに、今回はGitHubへのpushをトリガーとしてAWS CodeBuildでPDFを生成し、Slackに共有するというCI環境を構築してみました。 詳細は本誌の「Re:VIEW で書いた原稿の CI を AWS CodeBuild で回す」をご覧ください。

前回からの改善点

表紙に内容を書いた

前回の反省点として、ぱっとみてどんな内容の本かわからないという失敗がありました。 今回は表紙に各記事の内容をそのまま書いてみました。 表紙を見て興味をもって頂いた方も見受けられたので、良い改善でした。

大判ポスターを立てた

スペース前に人だかりができてしまうと、机上に説明書きなどを立てても見えなくなってしまっていました。 さらに前回は、黒文字のみの説明書き自体がそもそも目立たなかったというのも問題でした。

今回は多くの人に見てもらえるよう、表紙を拡大した大判ポスターを用意しておきました。 来場者自体が多かったこともあり、おかげさまでスペース前には常に人がいるような状態でしたが、 ポスターを見て足を止めてくださる方も多かったです。

CIでPDFを生成してレビューの効率を上げた

今回はレビューのフロー自体を変えてみました。 著者は記事を直接masterにコミットしてGitHubにpushします。 するとCIでPDFが生成されるので、レビュワーは最新のPDFを見て、修正案やコメントをPRの形で著者に伝えるという方式にしました。

前回は各記事をGitHubのPRの形でレビューしていましたが、やはり組版された状態のほうが文章のレビューはしやすかったです。

次回に向けて

今回はイベント自体が盛況だったことにも助けられ、新刊・既刊ともに完売することができました。 ただ、無料配布の電子版DLカードのほうも早々に完売してしまい、電子版をお求めの方にはご不便をおかけしてしまいました。 次回以降、本はもちろんのこと特にDLカードも十分な数を用意したいと思います。

また諸般の事情により今回は「かんたん後払い」を受け付けることができませんでした。 次回はどうにか対応したいと考えています。

最後に

KLab有志としての参加は2回目となりました。 イベント自体も回を重ねるごとに盛況となっており、運営の皆様、参加者の皆様、本当にありがとうございました。 これからもKLab有志として参加できることを楽しみにしていますので、今後ともよろしくお願いします。

電子版

ここまで読んでいただきありがとうございました。 電子版PDFダウンロード

はじめに

この記事は KLab Advent Calendar 2017 15日目の記事です。
こんにちは。S-Typeと申します。普段はプランナーをしている企画の人間ですが、何か書いてみたいと言ってみたところ参加させてもらえることになりました。
Google Home miniから勤怠メールを送る方法をまとめます。

勤怠報告は大変

季節の変わり目は体調を崩しがちです。無理してもパフォーマンスは上がりませんし、そういうときは休みましょう。
しかし、重い体を動かしながら、一生懸命勤怠メールを打とうにも誤字脱字が多発し、修正に時間を取られてしまう……なんてことはありませんか。

byouki_oldman

そこで、Google Home miniの出番です。
Google Home miniに勤怠を送ってほしいと、寝たまま声を発するだけで送ってくれる仕組みをご紹介します。

Google Home miniとは

Google Home miniは、Google アシスタントが利用可能なスマートスピーカーであるGoogle Homeの小型版です。価格も約半額の6,000円で購入することが可能です。
「OK, Google」もしくは「ねえ、Google」から会話を開始し、以降に続けた音声コマンドを実行してくれます。例えば「OK, Google. 明日の天気は?」と聞くと「明日の〜は最高気温〜、最低気温〜で晴れるでしょう」と回答してくれます。
その他にも計算式、radikoやNHKニュースの再生、タイマーや目覚ましアラームなど、日常においての頼れるパートナーとしての役目を担ってくれます。

IFTTTとは

IFTTTは、 If This Then That をコンセプトに生まれたウェブサービスです。
トリガーである【This】とアクションである【That】、それぞれ別々のサービスを設定し、連携させることができます。
IFTTTで特筆すべきはトリガーとアクションそれぞれに設定可能なウェブサービスが豊富にあることと、こうした流れを コードを書くことなく ユーザーが任意に設定できるということです。
そして、こうした設定をレシピと呼び、公開すれば多数のユーザー間で共有することが可能です。
今回は、このIFTTTのトリガー部分にGoogle Homeで利用可能なGoogleアシスタントを設定し、Gmailから勤怠メールを送ってみることを試してみようと思います。

IFTTTレシピ作成前の準備

では、さっそく、レシピを作ってみましょう。準備するものは以下の通りです。

  • Googleアカウント(Gmailで送る際に使用)
    • IFTTTに登録可能なGmailアカウントは一つだけです
  • IFTTTのアカウント

そして、処理の流れは以下の通りとなります。

  • This:Google Home miniに「今日は会社を休みたい」と言う。
  • That:Gmailから勤怠メールが送られる。Google Home miniから「お大事にして下さい」と返される。

レシピの追加

  1. IFTTTにログインし、My AppletからNew Appletをクリックします。

recipe_0

  1. この画面が表示されるのでThisをクリックします。

recipe_1

  1. Google Assistantをクリックします。探しにくい場合は検索で見つけましょう。

recipe_2

  1. Say a simple phraseをクリックします。
    これは「今日は会社を休みたい」という単一のフレーズでの処理結果が確定しているためです。
    今回は解説しませんが、今日ではなく明日だったり、休む理由を体調不良や私用など条件分岐させたい場合はSay a phrase with a text ingredientを選択します。

recipe_3

  1. Google Homeに話しかけるときのフレーズを指定します。
    対象の項目は
    What do you want to say?
    What's another way to say it? (optional)
    And Another way? (optional)
    以上の3つです。
    What do you want the Assistant to say in response? はどんな返事をしてほしいかを設定します。
    日本語で指示し、日本語で返してほしいので Language はJapaneseにしてください。
    ここまで終わったらCreate triggerをクリックしてトリガーの作成を終わらせましょう。

recipe_4

  1. 次にThatをクリックし、トリガーをきっかけに実行される内容を設定しましょう。

recipe_5

  1. Gmail をクリックします。

recipe_6

  1. メールを送りたいので、Send an emailをクリックします。

recipe_7

  1. メール送信にあたって必要な情報を埋めていきます。
    ここで設定しているのは以下の項目です。
    To address で送信先を、Subject で件名を、そして Body で本文を設定します。
    Bodyに改行を含む場合は <pre> タグで文章を全て囲わないと、改行されませんので注意してください。
    ここまで終わったらCreate actionをクリックしてアクションの作成を終わらせましょう。

recipe_8

  1. 最後にレシピの名前を設定します。デフォルトでIfから始まる文章が入っていますので、このままでも良いでしょう。
    Receive notifications when this Applet runs のスイッチはOFFにしておくことをオススメします。
    このスイッチがONになっていると、そのレシピが実行されたらその度にメールで通知されます。
    Finishで完了します。

recipe_9

検証

では、さっそく検証してみましょう。

前提条件

  • メールの送り元は私用のアドレスです
  • メールの送り先は社用のアドレスです

実践

私「ねえ、Google。今日は会社を休みたい」
Google Home mini「お大事にして下さい」
……しばらくしてから ピコン!(メールの着信音)

スクリーンショット

出来ましたね!!

recipe_10

最後に

今回はGoogle Home miniとIFTTTの連携によるメールの送信を紹介しました。
100%衝動買いだったGoogle Home miniでしたが、IFTTTのおかげで様々なウェブサービスとの連携が楽しめるので、無駄にはならなさそうです。
何よりもコードを書く必要がなく、GUIで入力項目を埋めていきながら設定が出来るため、私のような開発職以外の人間でも簡単に出来ました。

余談

Google Home miniを今後も活用していきたいので、nature remoを注文しました。
nature remoと組み合わせることで、音声による赤外線リモコン家電のコントロールが可能になります。
これが出来るようになると、寝たまま部屋のリモコン照明のON/OFFが出来るようになります。もう完全に未来ですね。
本稿を書くまでに届いていれば、そちらをテーマに書こうと思っていたぐらいでしたが、間に合わなかったため、またいつか別の機会で書かせてもらえたらと思っています。

この記事は KLab Advent Calendar 2017 10日目の記事です。

こんにちは。このブログでは4度めまして、kakkun61 です。

この記事では、10月22日に開催された同人誌即売会技術書典3に KLab の有志で作った同人誌を頒布しましたので、その報告をします。

頒布した同人誌は電子版が無料で、この記事の下部にダウンロード用のリンクを張っています。

技術書典とは

技術書典は、プログラミングについての同人誌を作成しているサークル TechBooster達人出版会が主催する技術・科学系同人誌即売会で、今回含めナンバリングイベントが3回、超会議での超技術書典が1回開催されています。

今回は秋葉原のアキバ・スクエアで開催され、ユニークの来場者数では2750名とかなり大規模なイベントとなっています。

なぜ参加することにしたか

発案は筆者で、筆者は技術書典1と技術書典2そしてその間のコミックマーケット91とで Haskell の同人誌を頒布して同人誌を作る楽しさみたいなものを感じていたことと、KLab のアドベントカレンダーは過去2度ともすぐに枠が埋まってしまっていたので、社内に書きたいと思っている人がある程度いるのではないかと思い、会社に相談し会社として参加することになりました。

どう作ったか

TechBooster の『技術書をかこう!』にしたがって Re:VIEW を使い、GitHub 上で Pull Request 運用で作っていきました。

各章を1人で担当し、章ごとに PR を作成しレビュー後マージという運用をしました。ふだんのソースコードの開発と似せた方が分かりやすいかと思いこのようにしました。

どんな同人誌になったか

表紙

7名で執筆し、校正の協力に1名、表紙の協力に1名という体制のメンバーになりました。

内容は下記です。

  • 物理ベースレンダラーを Rust 実装して、表紙絵をレンダリングした話
  • Sprache を CPS 変換
  • Emscripten で動画再生する
  • テキストマクロプロセッサ「M4」のチューリング完全性
  • FPGA 初心者が試行錯誤しながら疑似乱数生成回路を作る
  • 家庭内ネットストーカーシステムを作った
  • とある KLab のスマホアプリのビルド事情

特にジャンルなどは指定せずみなが書きたいことを書いてもらったのですが、直接しごとと関係あるものは「とある KLab のスマホアプリのビルド事情」のみで、他は各々好き好きな内容になりました。

参加してどうだったか

さいわい印刷した冊数の7割ほど頒布することができました。印象としては KLab だからというよりは、内容で購入してくれていたように思いました。どれもコアな内容なので一部の人には刺さっていたようでよかったです。

メンバーでのふりかえりで、一般にも役に立ちそうなことを下記に抜粋します

ぱっと見てどんな内容の本か分からない

雑多な内容でタイトルに何も情報がないのでどんな本か分からなかったのは失敗でした。表紙に概要を書いたり、内容を書いたものを机に立てるなどしようと思います。

カラーのフェルトペンがあるとよかった

上の項目にも関連して、現地で札などを立てることになったときに黒ペンしかなかったので、見栄えが悪かったです。

人だかりができると立てたものは反対に見にくい

宣伝に札を立てたりしたのですが、人が近くで立って机を見たら上から見下ろすことになるので、そのときは紙を置く形の方がよかったです。机の前に人がいるいないで立てと寝かせとをうまく変えられるとすごくいいと思いました。

レビューに PR を使うことについて

今回は GitHub で PR を作る方式にしたのですが、いくつか問題に感じることがありました。

  • 書きかけの状態で全部の章を合わせてビルドするのが PR 方式だとやりにくい
    • マージしたブランチを作成しないといけないため
  • レビュワーが PR 上で指摘するのはリードタイムが長くなるので、明らかに問題のない修正はレビュワーが直接書きかえたかった

次回は、著者が直接 master にコミットし、レビュワーも直接コミットして訂正する方法を試そうと思います。

余談

調査不足でブースが隣りの Wantedly の書籍と名前かぶりしていました。「Tech Book ください」と言われて「どちらの?」となることがありすみませんでした。あちらの方が技術書典1からその書名を使っていらしたのでこちらがかぶせてしまいました。

電子版

ダウンロード

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